今ここにこれを書くには
まだまだ整理がついていない状態ではあるのですが
私の中にある人生最大の学びが
今であるように思い
すがる思いで、というのか
学びを得たく、1泊2日の弾丸で、
和歌山県にある高野山総本山へと
行ってきました。
高野山は1200年以上前に
弘法大師 「空海」 によって開かれた
日本仏教の聖地の一つで
日本三大霊山と言われています。
新幹線と在来線を乗り継ぎ
片道4時間強の旅。
そして目的地の高野山へはケーブルカーで入山
着いて先ず向かった先は
「奥の院」
20万基を超える諸大名の墓石は
とにかく圧巻!
そこには織田信長や伊達政宗といった
名将たちの名が刻まれたものや、
日本有数の大手企業の慰霊碑などがずらり。。
この奥の院は、834年に空海が
御廟(ごびょう)をこの場所に定め
永久の瞑想に入った場所。
とても神聖な場所であり、
広大な敷地と見応えだったので、
1日目はここで終了。
宿泊の宿坊へと向かいました。
宿泊場所は「福智院」
たまたまですが、
高野山唯一の天然温泉のある宿坊で
旅の疲れを癒すことができました。
夕食は精進料理をいただきます。
至ってシンプルかと思いきや
ボリュームたっぷりでびっくり!
もっとびっくりしたのは、
中広間で衝立を立てての食事だったのですが
ふと横を見ると全員男性の外国人(笑)
精進料理は海外の方の
お口に合うのだろうかと
心配になりましたが
お隣の方の食器は全て空っぽ!
なんならスイカのタネまで食べておられました(笑)
宿坊の朝は早いです!
朝は6時に勤行(お勤め)に参加。
この旅いちばんの目的でしたので
身の引き締まる思いでした。
お経に手を合わせ、お焼香をします。
そして住職の法話を傾聴。
約1時間ほどのお勤めを終え
朝食の精進料理をいただきました。
2日目の最初は「金剛峯寺」へ。
こちらは、高野山真言宗の
総本山にあたる場所
55坪近くの広大な境内に
主殿や書院など多くの建造物と
国内最大級の石庭があります。
そして最後に向かったのは
「壇上伽藍」です。
仏道の修行者が集まって修行を行う場所。
私が行った8月7日はちょうど
「不断経」の初日で、
その日から13日まで、
御盆供養のためのお経を
大勢の僧侶が唱えて歩くのだそう。
とても貴重な場面に当たり
拝見できたことでよい経験となりました。
急に思い立っての弾丸高野山の旅。
あっという間の1泊2日でしたが、
私にとって今、人生について
深く考えるべきときのようで
私はどう生きるべきなのか
その目的(役目)と心の在り方について
心の対話が今も私の中で続いています。
私たちは物事を価値観という
フィルターを通して見ているから
たとえ同じ経験をしても
人によって違う感じ方をします。
それをどう捉えて
どんな意味にしていくのか
物事の捉え方や考え方は
その人の人生そのものなんだと思うのです。
人生とは心の姿。
人生とは心の在り方。
人生に正解なんてない。
だからそれぞれなんだな、と。
知識を学ぶのではなく
私自身がどう在るべきなのか
心の在り方を学ぶ(感じる)ために
今の私にはとても意味深い弾丸旅となりました。
人は学ぶために生まれてくるのですから
生きること、人生を全うすること自体が
すべて学びだと思っています。
出会う人、
身に起こる出来事すべてに意味がある。
そこから何を学ぶかは
その人の在り方で変わる ということです。
「高野山へ行って悟りの境地に入ったら
坊主になって帰ってくるかも!?」と
思っていましたが、そこは大丈夫でした(笑)
少し早い夏休みを終え
ボブヘアにて出勤しております(笑)